◆動物 子うさぎ 2004年6月9日生
◆診察日及び死亡した日 2004年9月13日 (生後3ヶ月と4日)
◆病院へかかるまで。
診察日の10日位前から、寝ている時の呼吸が荒く、ぜいぜい、ヒュウヒュウ、言っており、体を触るとビクッ、ビクッとするようになり、耳を触ったところ、冷たくなっていたので、風邪をこじらせてしまったのかな(13日は鼻水が出る)と思い病院へ。
◆この病院を選んだ理由
タウンページに大きく「小動物専門」と書いてあり、小鳥を診て貰ったことがあったからです。
(2羽のうち、1羽はダメでしたが、もう1羽は回復)
◆診察中のやり取り。
先生(院長と女獣医師)へ、前記の症状と、生後1ヶ月くらいの時に、一度だけ、うさぎが寝ている時弓なりになり、痙攣したことがある、と答えました。
また、成長期が、初夏でしたので、朝から夜まで、殆どクーラーをかけっ放しだったことも。
(人間でも寒く感じるくらい低温で、そろそろ温度を上げようとした時でした。また、家で生まれた3匹のうち、この子だけ、痙攣したので少し弱い子なのかな、くらいにしか、思ってませんでした。)
食事もちゃんと、食べてました、病院へ連れて行く前まで。
◆診察結果と処置
院長が言ったのは、(体の触診なし、耳だけ触る)
「高熱が出ている、痙攣したのがポイントだね、でも、一時的なものかもね?びくびくしているのは、異常な興奮状態だね、えさは異常に食べてない?攻撃的な行動はない?」でした。
私は「えさは異常になんて食べてません、攻撃的ところはないです」と答える。
以後、されるがままに、「2本注射を打ちます、これは、骨髄に効く注射だから・・
もし、これで効き目がなかったら、別な治療をします」と、注射2本打たれる。
◆死亡までの様子とその後
治療費を払い、帰宅途中の車の中で、ぴょんちゃんは狂ったように、もがき苦しみ、きゃーと奇声と上げ、小さく息をして死んでしまいました。
注射後、30分くらいでした。
うさぎといえども、失った悲しみは、言い尽くせません。
(後でですが、すぐに、病院へ戻るということをしなかったのか、後悔するばかりです。)
翌日、この動物病院へ、死亡したことを報告。
電話で応対した、院長の言葉が今でも、忘れられません。
「注射を打っても、大丈夫かなと思ってたんだよ。あれは、様子見の注射だったんだよ、心臓がもたなかったんだね。でも、運良く、生き長らえてもね、下半身不随になったり、EZになったりするんだよ。」と。
私は素人です、動物の医療知識はありません。
敏感で弱い、うさぎに、どうして注射なんてしたんだろう、、悔しさが込み上げてきます。
骨髄の注射と言ったと思えば、様子見の注射と言ったり、、、本当は一体、何の注射だったのだろう。
そんな気持ちで毎日を過ごしていました。
昨年末、その動物病院のHPを目にする機会があったのです。
そこで、どんな医療行為を行ったのか、メールしてみました。
以下がその答えです。
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治療の件で、メールを頂いて23日にお返事をお送りしたのですがメール届いていなかったのでしょうか。
申し訳ありませんでした。
再度送ってみます。
カルテを確認したところ、初診時の状態は 高熱、神経過敏(ビクビク・異常興奮)
生後1ヶ月時にも痙攣をおこした 鼻水、呼吸音(キューキュー)とあります。
食欲はあったのですね。
以上の症状から、細菌感染による髄膜炎・脳炎 エンセファリトゾーンなど原虫による髄膜炎・脳炎 肝性脳症(血管奇形により神経症状がでます) その他脳神経疾患(先天的なものも含みます)などが疑われました。
この時点では、以上の病気のうちのどれかという診断はつかないため、注射は抗生物 質と消炎剤、強肝剤とビタミン数種の2本を打つことにしました。
抗生物質:ビクタス(ウサギに最もよく使われる安全な抗生物質です)
消炎剤:プレドニゾロン(ステロイドです。神経症状があるときなどはよく使用します)
ビタミン:ATP、ビタミンB1、カルニチン、ミノファーゲン
ただ、現していた症状がかなり重症だったため、いずれの原因にせよ脳神経に大きなトラブルが起きていたことが考えられます。
残念なことですが、当日亡くなったという結果からみても、注射治療で反応しないほど重症であったことがわかります。
一般的にあまり多い病気とは言えないので、予防はよほど気をつけて見ておいても難しいかもしれません。
先天的な問題があった可能性も高いです。
ウサギは生態系の下部に属するので、病気を隠そうとする傾向が強いのが特徴です。
判りやすい症状であれば、早期発見も可能ですが、ぴょんちゃんのように神経症状の場合はそれも困難でしょう。
なにかご質問等ありましたら遠慮なくご連絡下さい。
I動物病院 獣医師 I
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◆電話もかかってきましたが、何を言っても、(分量を間違ったのでは?)
「適量です、うさぎは悪いところを隠す動物だから」の一点張りでした。
回復すると思っていたのに、30分で死ぬなんて、とても悔しいです。
健康な親うさぎから生まれているのに、遺伝なんて信じられません。
これって、医療ミスじゃないんでしょうか?