動物病院でのペット医療トラブル

獣医療過誤相談室

獣医師に対して医療ミス?の疑問 相談内容・対応事例

HOME
獣医療過誤相談室申し込み
法律相談・訴訟代理人 弁護士紹介可能
医療ミス相談・対応事例
NEW ペット医療トラブル件数・地域分布
心に残った本
動物を看取るということ

獣医療過誤相談室へ届いた相談の中で、解決した事例からご紹介させて頂きます。
現在抗争中、まだトラブルが解決していない事例については、解決後の掲載となります。

獣医療過誤相談 事例1

(相談者 愛知県 女性N様)

獣医師の対応の甘さからペットが死亡。
納得が行かない飼い主が、説明を求めて後日、獣医師を訪ねました。
結果、獣医師が認識の甘さを認め、謝罪しました。
残念ながら亡くなったペットは帰りませんが、この飼い主さんの勇気ある行動と温情によって、 この獣医師さんは救われたのでは無いでしょうか。
獣医師のみでは無く、今後その動物病院を訪れるであろう多くのペットと飼い主さんをも 救うことになったのだと思います。



9月13日

我が家のミニチュアダックスの♂(その日が4歳の誕生日でした)の様子がおかしくて起き上がって来ず食事も食べないため、獣医に連絡して早朝診察をして もらいました。
状態は動かなく息が少し荒い感じでしたが、呼びかけには応じました。

病院で聴診器での診察・と熱を測っただけでしたが熱の為にぐったりしているだけということで、抗生剤の注射と点滴を首から打ってもらい、夕方には元気になると言われ帰宅しました。

ただ、点滴の際、早朝だったため面倒だったのか、点滴の液の入った袋をグイグイ押していたのがとっても気になったのと、点滴の針を抜いた後かなりの勢いで点滴の液が首から溢れ出し、帰宅後も布団がぬれるほどでした。

その後 様子を見ていたのですが、10時過ぎ頃から息がだんだん荒くなり鼻をフガフガ鳴らすほどの呼吸になってきましたが、とりあえず様子を見ると言われたので、一日様子を見て、翌日14日の朝 様子がよくならないのと呼吸がおかしい旨を伝えもう一度診 察してもらったのですが、鼻の音は異物がつまっているみたいな音なので、昨日の抗生剤のアレルギー反応かもしれないと言われ違う抗生剤とステロイドを打ってもらい帰宅しました。

その日の夕方にもまだしんどそうなので、原因をつきとめてもらおうと、レントゲンを撮ってくださいとお願いに行きました。

すると肺が真っ白になっていて肺炎と診断され、この白いのを取り除けば大丈夫と言われ、また、昨日と同じ抗生剤を注射してもらい帰宅しました。

ただ、翌日15日も様態は悪化する一方で夕方受診した際も、初日と同じ点滴と抗生剤を投与され、心配する私に状態としては呼吸の荒さもまだ軽いほうだと軽く言いながらも「どんなに的確な処置をしてもこの子の体力次第だから・・。」と、今までの自身たっぷりの発言から少し弱気な発言がでたため、予防線を張られているようで急に不安になったのと、帰宅後点滴後のためか、息が荒くなった気もして大きな病院を紹介してもらいそちらに走りました。

そこではすぐにレントゲン・血液検査をして酸素室に入れてもらいました。

血液検査の結果は異常なしで、気持ち肝臓の値が高い位という事でした。
それと目に見えないぐらいの黄疸がでてきた、ということですが、かなり弱っているので状態は良くないと言われ、入院させて帰宅したのですが、その日のうちに吐血をしてあぶない状態になり私たちが駆け付ける前に息を引き取りました。

原因は不明ですが、最初の診察が曖昧でいい加減だったのにもかかわらず、点滴・注射で弱った体に追い討ちをかけてしまった気がしてなりません。

通常こんな診察が行われているのでしょうか? 

分かりにくい説明で申し訳ありませんが、できましたら回答をお願いします。



獣医療過誤相談室に頂いたメールは確かにお受けしました。
担当獣医に相談内容を転送致しましたのでしばらくお待ち下さい。

また、結局、死因と、最初に様子がおかしくなった原因は不明のままなのですね?
もともと、何か、アレルギーがあったような様子や持病のようなもの、 気になるところ(元々遺伝的に何かある様子だった)など、思い当たることはありますか?

初日に投与した抗生剤の薬剤名、それから別の抗生剤の名前など分かりますか?

レントゲンで、肺が真っ白になっていたのは、胸水が溜まっていたわけでは無いのですね?

血液検査の結果などがありましたら、数値等を知らせて頂けますか?

獣医療過誤相談室の担当獣医師の所見の参考になると思います。

よろしくお願いします。

今の時点で、まだ資料が乏しいのですが、獣医療過誤相談室の獣医師から意見が来ています。
一応、参考にされて下さい。



前後の状況や体型、飼育環境が不明なので一般論になってしまいます。
原因がはっきりしないので何とも言えないところです。
想像での話となってしまいますがご容赦下さい。

まず、初診の段階で診察に当たった獣医師はそれほど重大な状況だとは考えなかったようですね。

確かに、呼吸が少し荒く元気が無いだけではなかなか難しい判断になると思います。

熱があるから取りあえず抗生剤と皮下補液という処置は特に問題は無いです。

また、皮下に入れますから圧力をかけないと入らないのでバックを押すのは問題無しです。 体重にもよりますが100ml位の皮下補液は問題なさそうです。

問題は、肺が真っ白になっているのはなぜか?ということと思われます。

転院後の血液検査で大きな異常がないのであれば、肺炎ということもちょっと考えにくいです。

どちらかというと急性心不全を考えてしまったのですが、心電図の結果はどうだったでしょうか?

それから、肺水腫になっているような感じがしました。

最初の病院での抗生剤やステロイドの投与で全身状態が悪化する可能性は低いでしょう。

問題は、きちんと診断をつけなかったことに問題があると思います。

ただ、どの程度の検査ができる病院かやその獣医師の腕や知識に依存してしまうところが大きいので、 一概にミスや過誤というのも難しいような感じです。  

結局、どのような状態かわからないまま亡くなってしまったということようですね。
私も頂いたメールでの内容を見る限りでは、何をしなければならなかったか、ということは思いつかないです。
もう少し検査データや状況説明などをいただけませんか?



私自身 まだいろいろ整理がつかず、いろいろ考えている状態で ただ、どうしても納得がいかなくて、HPで調べていたところでしたが 書き込みをさせていただきました。

一度 かかりつけの獣医のところに行って 説明を求め、詳しい投与した薬などを聞いてこようと思います。

その後行った 息を引き取った病院での対応は適切だったと思いますが、 一度血液検査の結果などは聞いてみます。

もしかして 私がもっと正しい判断をして、早くから大きい病院へ 連れていっていたら、こんな事にならなかったかもしれない。。。と 思うと悔やまれてなりません。

HPを拝見してこんなにもたくさんの 人が悲しくって悔しい思いをしているんだ。とびっくりしています。

私たちにとっては大切な家族の一員ですし、少しでも楽にさせてあげたい。 助けてあげたいという一心で早朝料金なども支払い診察してもらった 結果がいい加減では どうしたら良いのかわからなくなってしまいます。

家族を守るために 私たちがもっと賢く・しっかりと判断できるように ならなくてはいけないと痛感しました。

先ほどかかりつけの獣医にカルテのコピーをいただいてきました。
私が診察の際に聞いた時は、13日の朝と14日の夕方・15日は同じ薬を投与した思います。
14日の日は点滴はしませんでしたが注射は同じだと聞いています。
私ではカルテの詳しいことが分からないので送付します。

他にこちらの状況説明をしますと、我が家はダックスばかり22匹と 室内で暮らしています。
亡くなったチャビーは一番最初に我が家に来た子で 我が家のダックスブームの火付け役となったとっても可愛い子です。
普段は室内で留守番はサークルで・・・。
遊ぶのはウッドデッキがほとんどで 散歩はたまに・・・という感じでした。
日曜日などは安いドッグランを見つけ 貸切でみんなを連れて行って走らせたりしていました。
小さい頃から健康優良児で病気はしたことありませんでした。
ワクチン・狂犬病・フィラリア全て予防していましたし、これと言って持病もありませんでした。

一度調子が悪いのかな?って思ったことがあったので獣医にも説明したのですが、私が会社のお昼休みに家に戻ってみんなをハウスから出してトイレタイムをしていた時、チャビーが舌をだしていて息が荒い感じがしたのです。

その日に限って部屋に冷房をセットするのを忘れていたので、ちょっと暑かったのかな?って思ったのですが、何かの前兆だったのでしょうか?
調子が悪くなる3日か4日前の事なので、一応獣医に報告したのですが、関係ないように言われました。

調子が悪くなる前日も元気でしたし・・・。

調子が悪くなってから、私自身も本などでいろいろ調べて原因を考えていたのですが、肺水腫というのは私も疑っていたので、2日目の夕方に肺炎と診断された後 肺炎と肺水腫について説明を求め、たぶん肺炎だろうと言われていました。
そのときエコーで見ても胸のあたりに水がたまってもいないと言う事も確認しました。
転院後のデーターは入手できていないのですが、心電図はとっていないと思います。
かかりつけの獣医は、最後の最後まで、心臓もその他の音も異常がないと言っていました。

正直 今更調べて何になるのか自分自身分からないのですが、本当は今自分自身がすごく許せなくって、どこにこの思いをぶつければよいのか分からないのです。
目の前で苦しんでいる子をみて、何とかして欲しいと訴えても大丈夫軽いですよ。
・・・みたいに言われて、半分でも信用して苦しいまま放置していた自分が許せないんです。
私だけでも分かってあげなければいけなかったのに目の前の事実より獣医を信用したなんて・・・。
今日カルテをもらいに行った際、軽く「力不足でごめんなさいね。」とても軽い感じで 言われたので、責めるつもりはなかったのに、ついいろいろな言葉がでてしまいました。

「まあ、結果が全てですから何を言っても言い訳になっちゃうけど、あんなに急にだと はっきり言って分からないんですよ」とのこと。
思わず怒りがこみ上げました。
何で分からないなら調べようとしないの?
きっとこうだろう。ああだろう。で適当な治療されたらたまらない。
助けて欲しいから何度も足を運んだのに・・・。と言ってしまった。
あちらは反省するというよりは怒っている私に呆れた様子でした。

正直 もし助からなかったとしても、精一杯手を尽くしてくれていたら感謝したと思います。
もし、獣医の判断ミスだったとしても、一生懸命に調べて治療してくれた結果なら諦めがついたと思うのですが、今回は明らかな手抜きで出来る検査もせず自分の力を過信していたのか、とっても軽く扱われてしまったのが許せないんです。

言葉が話せない子達だから、一生懸命に診て欲しいのに実際は言葉が喋れないからいい加減に治療されるのでしょうか?
ほとんど愚痴になってしまって申し訳ありません。

きちんと向き合ってくれる獣医師さんからの意見も伺えて私の気分的にはかなり楽になってきました。
ありがとうございます。



状況を読ませて頂きました。
お気持はよくわかります。
もう一度、考えてみたのですが経過があまりにも早いのでやはり なかなか納得できそうなものではないと思います。

可能性を論じるだけになりますが、 中毒 か 急性心不全 の可能性が高いように思います。

そして喀血した、との記述ですが、血液でしょうか?
それとも血の色をした液体でしょうか?

書いて頂いた内容では、後に行った病院では血液検査では異常がほとんど無いということでしたから、 中毒は否定されそうですね。

そうなるとやはり 急性心不全 である可能性が高いように思います。

肺水腫が進むと、気管から血の色をした水のようなものを出すこともあります。
どちらかというとそのような感じではないでしょうか?

そういえばフィラリアの駆除薬はどのようなものをいつごろ飲ませたのでしょうか?

それとフィラリアの抗原検査はきちんとされていたのでしょうか?

頭数を考えるとフィラリアの駆除薬や検査は相当な費用になったのではないかと考えますが。

年齢的にまだ若いので、フィラリアの関連で肺栓塞や右心不全を考えてしまいました。

お気持ちはよくわかるつもりですが、少しだけ獣医師として弁護をさせてください。
検査をすればすべてわかる病気だけではないのです。
いろいろな検査を高額な費用をかけて行っても何もわからないこともあります。
そして、検査ばかりすると獣医師は批判もされているのです。

検査をするにもそれなりの根拠がないと検査を進めづらいことが多いです。
とても難しいことですけど。

検査をしなかったことでその獣医師は悔やんでいるはずです。
でも、結果がすべてなので何を言っても言い訳や、 適当なことを言っているとしか取ってもらえないことも多いです。

ただ、やはり他のわんこたちもいるので、原因を突き詰める必要はあると思います。



獣医療過誤相談室の担当獣医師の意見にある、

「検査をすればすべてわかる病気だけではないのです。
いろいろな検査を高額な費用をかけて行っても何もわからないこともあります。」

実際、検査の数値だけではどうにも分からないことはあります。
これは私もうちの猫で経験があります。
ある日、突然食欲が無くなり、発熱が数ヶ月続き、白血球は6万という異常な数値でした。

大学病院でも1ヶ月近くかけ検査と言う検査は殆どやったのですが、結局わからず終い。

ところが、ある日突然、一切の症状が消えて、それっきりです。
結局、何だったのか、全く分かりませんでした。
生き物ですからセオリー通りにはいきません。

猫は今も元気です。

ただ獣医療過誤相談室HPの担当獣医師も言っているとおり、他に多数のわんちゃんがいるようですから、 原因は突き止めた方がよろしいかもしれません。

お気を悪くなさらないで下さいね。



いろいろとお世話になります。
ワクチン・フィラリア予防薬はかなりの出費になりますが必ずしています。

今回も予防接種は8/27 フィラリアは一番外に出る事の多いこの子が代表で検査を受け、一度に薬をもらうと金銭的に大変なので毎月給料日後に頂きに行って毎月飲ませていました。

6月から飲ませ始めて今月も初旬に飲ませました。
薬の名前はパナメクチン23です。
体重は5.6キロほどでしたが体全体が大きく肥満というほどではなかったと思います。

まめに通っていた病院だという事でとっても細かくいろいろ症状を話し、苦しそうだというのに検査もしていただけなかったという事に動物の命を軽くみている気がしてなりません。

獣医師が症状は軽い。と言うので、私も「でも こんなんですよ?ご飯もお水さえ飲めないんですよ。」などと何度も訴えました。

それでも これだけ呼吸が荒いと飲めませんよ。
と軽く言われ内臓が悪いのではないか?とか 私自身も家で何冊かの犬の医学の本で読んだこと。
疑わしい事を例に挙げて質問をたくさんしました。
それに対しても全く相手にされないで自分の勘のみで診察をされて、この結果というのが納得いかないんです。

もし 同じ命を落とすとしても、精一杯治療してもらって、それでも助からなかった場合ならきっと感謝で頭も下がると思います。 ただ今回は早朝料金を払い 何とか助けてもらおうと何度も足を運んだにもかかわらず、全く症状について調べるでもなく、ただただ注射。
点滴というパターン治療で治ればラッキーみたいな診察しかされなかった事にどうしても納得できません、

まだ 亡くなって日が浅いので感情的になっているのかもしれませんが、 何をして欲しいわけでもなく、ただ反省と犬の命の重みも分かって欲しいのです。

家は特にたくさんいるから一匹ぐらいと思われているのかもしれないですが、 亡くなったあと会った獣医師から出た言葉がとっても軽く この間はごめんなさいね。
とだけ言われてその後は開き直りのように あれだけ急だとはっきり言って分からな いですよ。などと発言された事にとってもショックを受けました。

今回いただいた回答のように急性心不全は言われてみれば、少し前に息子が散歩の 時にチャビーと競争したらチャビーのが先にバテた!と言っていた事があります。
もしかしたら症状が出ていたのかもしれないです。

ただ、忙しい獣医という訳でもなく私が診察していただいた時も平日にの昼間なので 患者は誰もいなかったし、少しぐらい症状をいろいろ考えてみてくれても良かったの ではないかと思ってしまいます。
動物と真剣に向き合って、本当に助けようと努力してくれる獣医さんはどこにいるのでしょうか?



頂いたフィラリアの件について、獣医師から返信が来ています。
(*****枠内が獣医師のコメントになります)

******************************************************
フィラリアの薬は パナメクチンなら問題ないですね。
そうなると、やはり 急性の心不全から、肺水腫に陥ったように思えます。
理由は分かりません。
******************************************************

とのことでした。

急性心不全に陥った理由は推測出来無いそうです。

獣医療過誤相談室HPの獣医師は直接状態を診ていないので断定は出来ません。

もし、本当にこの推測通りであれば、その時のわんちゃんの状態で、 急性心不全から肺水腫に陥ったという診断を付けられなかった、 ということが、今の日本の獣医療の水準に達していないという判断、 または、きちんとした検査をしなかったことが原因となれば、 あるいは「医療過誤」の疑いがあるかもしれません。

ただし、次の獣医師も診断を付けられなかった、ということになると、 水準以下、とするのは難しいかもしれません。

どちらにせよ、「医療過誤」とハッキリ判定するには、解剖が不可欠だと思います。 そして死因が急性心不全から肺水腫に陥ったことであり、 初回の状態でその診断をつけることが可能であったこと、 そして、すぐに処置をすれば救命できたであろう、という判断が必要になります。

良い獣医さんの条件の一つとして、飼い主の話をよく聞いてくれる、ということが挙げられると思います。
今回、もし解剖などをせず、このままにするとしても、 次回から他の子たちのために新しい信用出来る獣医さんを探しておいた方が宜しい思います。

多頭飼いであるにも拘わらず、一生懸命管理をして来たのに、残念です。

どうか良い獣医さんとめぐり合えることをお祈りしています。



送って頂いたカルテを獣医療過誤相談室の獣医師に見てもらいました。
(*****枠内が獣医師のコメントになります)

******************************************************
読んでみましたが、新たな情報らしきものは無さそうです。
ちなみに、抗生剤はバイトリルですね。
何せ、検査もしてないので、よくわからないということです。
******************************************************

あまりカルテにも情報が無く、というか、その最初に診療に当たった獣医師自身が、 きちんと検査等をやっていないので、そのカルテを見ても原因を推測するに足る記載情報が無いので分からない、ということのようです。

獣医療過誤相談室の獣医師は肺水腫を疑っているようですが、それを推すには資料とデータが不足しています。

これは獣医師の意見では無く、私の個人的な考えですが、心臓という可能性も捨てきれないと思います。
心臓は通常の町医者ではその異常に気が付くことは殆ど不可能です。
獣医大学病院でもそれを得意とする獣医師がいない大学では発見されません。
そして循環系の得意な獣医師はなかなかいないものです。

また特に肥満ということは無かったのでしょうか?

仮にもし、医療ミスを追及するのであれば、死因を調べることが必要になります。
検死解剖をすることが必要です。

原因が不明のまま、検査もデータも不足している今の状況では、 検死解剖で原因を追究することで何が起きたのか調べるしか無いように思えます。

ただ、愛犬の遺体を解剖することは、お辛いと思います。
また、訴訟となれば、経済的にも、何より精神的負担は想像に絶するものがあります。

どうするかは、冷静になりよくお考えになられることをお勧めします。

獣医のミスを追及し闘うことにおいて苦悩するのは仕方が無いことだと思いますが、 ペットの死因が自分にあると思ったり、自分の選択ミスのせいで死んだなどと苦悩することはどうか止めて下さい。



お返事が遅くなってしまいましたが、昨日 その獣医師からきちんとした 謝罪を受けました。本人は 自分が甘かったこと。

きちんと問診もせず 治療に当たったことを怠慢だったとも言い全てを認めて頭を下げました。

実際には どんなにきちんと謝罪されようが許せるものではありませんし これから気をつけます。と言われたところで、失くしたチャビーが帰って くるわけではありません。

ただ、私は他にも面倒をみなければいけない 子達がたくさんいて 慰めたり励ましてくれるけれど、現在病院に頼って 犬を連れて訪れるお年寄りなんかは、その子だけが頼りだという方が 多いと思うので、その人たちには絶対にこんな思いをさせないで欲しいとも お願いしておきました。

それから 私達の将来の夢が我が家の子達を連れて老人ホームや 孤児院を訪問して、私達がもらっている幸せのおすそ分けをすることで 何度か市の福祉課ともメールでやり取りをしていた事もあったと説明して どこかボランティアにチャビーにかかった治療費+気持ちを寄付してもらう ことで今回の件は 終わりにする事にしました。

金額はその獣医の判断に お任せしてあります。

そして もうフィラリアの薬を飲ませる時期でもあったので、新たな病院を さがして、昨日一軒の獣医さんとお話をしてきました。

ダックスを2匹飼っているという事と、時間外や予防接種などの金額もきちんと 提示してくれて、個人なので自分の手に負えない事は専門医に回すことも してくれるという事を言われたので、一度そちらでお世話になってみることに しようと思っています。

とってもお世話になりました。
また、HPを拝見して、勉強させていただく事がたくさんあるとおもいますので 今後もよろしくお願いします。



そうですか。 残念でしたが、悲しみの中、きちんと前向きに向き合ったN様の対応は立派だったと思います。
本当にお疲れ様でした。

その獣医師には、今後、N様とチャビーちゃんのことを忘れず、 この一件を糧に、獣医師とは命を預かり、真剣に向き合うことを望まれる職業であることに心新たにして頂きたいと思います。

N様の対応とチャビーちゃんの存在がこの獣医師の今後とその動物病院に通院される飼い主さんとペットのためにどうか報いられますように。

N様のお気持ちに恥じることの無いような診療をして下さることを願います。

また新たな動物病院探し、大変でしょうが、どうか頑張って下さい。

素晴らしい獣医師はきっといらっしゃると思います。
必ずめぐり合えると思います。



■獣医療過誤相談・応対事例索引へ戻る ■次 獣医療過誤相談・応対事例2へ

▲このページのTOPへ

■ お問い合せ■ ご意見お待ちしています
sumire@sweet.forum.ne.jp

動物医療過誤裁判 すみれちゃんのために出来ること

獣医療過誤相談者の相談内容など掲載記事の転記はお断りします